香港版iPhoneは、SIMカードを2枚使用できてカメラシャッター音もしません。国内版iPhoneよりも機能性の高い端末になっています。
目次
iPhone のデュアルSIM機能
AppleのiPhone 11シリーズはすべてデュアルSIM機能が搭載されています。
国内版iPhoneのデュアルSIMはnanoSIMとeSIMのセットで、SIMカードは1枚しか挿入できません。日本では楽天モバイルとIIJの2社しかeSIMを提供していないため、国内ではデュアルSIMの恩恵をほとんど受けることができません。
2枚のnano SIMを刺せるiPhone
香港やマカオ、中国版のiPhoneでは2枚のnano SIMを使用することが可能です。これらはeSIMには対応していなく、代わりにnano SIMカード2枚に対応しています。
2枚のSIMカードを使用するメリットは以下のとおりです。
- 2つの電話番号を1台で持つことができる(例: プライベートと仕事用)
- キャリアのプランと格安SIMを組み合わせて利用できる(例: ドコモとワイモバイルの組み合わせなど)
- 海外旅行先の安価なSIMを使用できる
SIMカードを2枚させるiPhoneでは香港版が一番入手しやすいのでおすすめです。デュアルSIMに対応しているiPhoneは以下になります。
iPhone 12 mini は、デュアルSIMに対応したモデルはないので注意しましょう。
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12 Pro A2408
- iPhone 12 A2404
- iPhone 11 A2223
- iPhone 11 Pro A2217
- iPhone 11 Pro Max A2220
- iPhone XS Max A2104
- iPhone XR A2108
香港に行けば購入することも可能ですが、現地に行かなくてもネット通販で簡単に購入可能です。
香港版iPhoneの価格
香港版iPhoneは、「Expansys」や「Etoren」のネット通販で購入することができます。
Expansys、Etorenの両方ともに香港に倉庫を持っており、日本語での問い合わせも可能なので安心です。
以下は参考として、2020年12月1日時点のiPhone 12シリーズの税込価格です。Apple Storeの価格に2〜3万円程度の追加費用で購入することができます。
キャリア版のiPhoneも、Apple Store価格よりも高く設定されているため、それと同程度と考えれば良いでしょう。
端末 | 容量 | Apple公式 | Expansys | Etoren |
---|---|---|---|---|
iPhone 12 | 64GB | ¥94,380 | ¥102,709 | ¥109,800 |
128GB | ¥99,880 | ¥106,927 | ¥118,500 | |
256GB | ¥111,980 | ¥119,593 | ¥134,500 | |
iPhone 12 Pro | 128GB | ¥117,480 | ¥149,146 | ¥159,900 |
256GB | ¥129,580 | ¥164,620 | ¥169,600 | |
512GB | ¥153,780 | ¥182,913 | ¥197,100 | |
iPhone 12 Pro Max | 128GB | ¥129,580 | ¥161,806 | ¥171,600 |
256GB | ¥141,680 | ¥175,881 | ¥188,400 | |
512GB | ¥165,880 | ¥201,206 | ¥213,600 |
香港版iPhoneのメリット
SIMフリー
香港版iPhoneはSIMフリーになっています。周波数が合えば、日本国内のどの携帯キャリアの回線電波でもiPhoneを使用することができます。
香港版iPhoneは国内で使用されている周波数で対応していないものも一部ありますが、国内でもほとんど使用されていない周波数帯なので気になることはありません。
シャッター音が鳴らない
近年のiPhoneはカメラ性能が向上しています。
日本国内で販売しているiPhoneを含むスマートフォンは全て、カメラを使用するとシャッター音が鳴ります。一方でスピーカー性能も向上しているため、シャッター音も目立つようになっています。
香港版iPhoneではサイレントモードにすると、シャッターの音がしないのでカメラ音を気にしなくてよくなります。
デュアルSIMで2枚のnano SIMカードを使用できる
日本国内で販売されているiPhoneのeSIMを使用したデュアルSIMできますが、国内では提供しているのは楽天モバイルとIIJの2社のみです。
香港版のiPhoneでは2枚のnanoSIMカードを刺すことができるので、国内のキャリアやMVNO(格安SIM)を自由に組み合わせて使用することができます。
香港版iPhoneのデメリット
故障したときの修理に時間がかかることがある
海外版iPhoneでも、日本国内のApple Careに加入することができます。
しかし修理をするにあたって、エキスプレス交換サービスはできないので注意が必要です。Apple Storeへの持ち込み修理の場合は、海外版の在庫があれば即時交換できますが、店頭に在庫がない可能性もあり修理期間が長くなる恐れがあることはデメリットといえます。
香港版iPhoneのまとめ
香港版iPhoneでは、nano SIMを2枚刺すことができ、1台のiPhoneで電話番号を2つ利用することができます。さらにカメラのシャッター音も鳴らなく国内版iPhonenには魅力的な端末です。
香港版iPhoneは、「Expansys」や「Etoren」のネット通販で購入することができ、日本語での問い合わせも可能なので安心です。